太平洋フェリーふたたび
3年ぶりに太平洋フェリーに乗った。
太平洋フェリーは元々スイートなどのアッパークラスと特等以下のミドルクラスとの差が小さかったが、レストランの料金が下がり食事つき格安プランが広まったことでさらにその差が縮まった。
そうなると太平洋のアッパークラスは微妙だ。
レストランでの食事が無料でも静かで優雅な食事とは程遠いし、客室にテラスが無く夜はカーテンを開けられないし、船首に位置するので揺れが大きい。今回久しぶりに乗って他のフェリー会社のアッパークラスとの差があらためて浮き彫りになった。
船名:太平洋フェリー「きそ」
乗船日時:2018年6月19日19時00分~翌20日16時40分
乗船区間:名古屋港→仙台港
客室等級:スイート(604号室)
乗船人数:一人
運賃:26,100円(A期間 インターネット予約により一割引)
関連リンク
いしかりロイヤルスイート乗船記(2015年4月)
きそロイヤルスイート乗船記(2015年6月)
船入口で乗船券を渡すとカードキーを持った女性係員が部屋に案内してくれる。これはセミスイート・スイート・ロイヤルスイート共通のサービスで3年前から変わりない。
スイートの部屋面積は33㎡(ロイヤルスイートは52㎡)。
1人はもちろん2人でも余裕でくつろげる。静粛性も高く周囲から聞こえたのは風呂場にいるとき隣の部屋で水を出す音くらいだった。
風呂場はロイヤルスイートと同じつくり。
ハンドソープが市販品「キレイキレイ」、ドライヤーは銭湯にありそうな代物、アメニティは髭剃りと歯磨きセットのみ。シャンプーとボディソープはビジネスホテルのような壁にすえつけるタイプ。
しょぼい。最低でもクシと髭そり用のクリームは欲しい。女性は化粧品を全て持参しなければならないからもっと不便だろう。
スイートは蛇口が銀色だった。(ロイヤルスイートは金)
ロイヤルスイートとスイートの違いはリビングルームの有無と蛇口の色と鳥のオブジェの有無くらいだろうか。
ほか気になったのはバイキングレストランのメニューから寿司がなくなったのと、食事つきのプランが充実したため閑散期でも客入りが良くなった点だろうか。
だがそのわりにはスーパーの惣菜コーナーにありそうなメニューばかりだし、昼食は保温したご飯だったし、がっかりすることばかりだった。
以前は太平洋フェリーのロイヤルスイートと新日本海フェリーのスイートを互角と書いたが、いまは新日本海フェリーのスイートが上だと断言する。もはや全てにおいて上だろう。
特等以下のミドルクラスなら太平洋フェリーに軍配が上がりそうだ。
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