カテゴリー「カメラ(レビュー)」の記事

2013年10月 5日 (土)

製品レビュー:Canon PowerShot A1400

2013_1005b
■メーカー/ 製品名 : Canon(キヤノン)  /  PowerShot A1400
■レビュー執筆(加筆)までの使用期間 : 約2ヶ月
■製品内容 : カメラ、ストラップ、保証書等
■主な仕様 : 1/2.3型CCD、約1,660万画素、画角:28-140mm(35mm換算)、サイズ:94.7×61.7×29.8mm、重量:174g(電池込み)、セルフタイマー:2秒・10秒・カスタム(1秒刻み 15秒まで)

【購入のきっかけ】
前機Nicon COOLPIX L11の描写や性能に満足できなくなり購入を検討。登山やサイクリングなど荷物を少なくしたいときのために購入した。

【比較した製品】
他メーカーの様々な製品と比較したが、最終的に以下の条件を満たすことを購入の指針とした。

①10,
000円以内(高くても送料・手数料込み15,000円以内)
②タイマーに10秒と2秒の設定がある

③電源が単三電池
④画素数が多すぎず少なすぎない
⑤露出、ISO、SS、AF・AEロックなど一眼レフに近い撮影ができる


★長所・短所
○上述の条件全てを満たしていること

①はコジマネットで送料・手数料込み10,000円だったので合格。

②は10秒はセルフ撮影に必要、2秒は三脚使用時の手ブレ防止+テンポを重視した撮影に必要。ちなみにニコンの低価格帯のコンデジはタイマーが10秒しか設定できないものが多く、なぜタイマーの設定で上位機種と差をつけるのか理解に苦しむ。

③は汎用性が高いから。
専用バッテリーの予備なんか買いたくないし持ちたくない。

④はそれなりの画質を確保しつつPCへの取り込みを楽にするため。

⑤は絞りはともかく、せめて他は一眼並みにいじくらせろという私の願望から。ちなみにAFロックは便利だが操作しにくく指がつりそうになる。

×操作系統に直感性や一貫性がない
操作性は最悪。キヤノン製品の特徴として性能(特にカタログスペック)は優秀だがパッケージが貧弱で操作性が悪いという傾向が私には見て取れる。

具体的には、最も使用頻度が高い背面のドーナツ型の4ボタンの機能の役割が撮影モードごとに変わること。これが直感性を損ね、誤操作を招きやすくなっている。またボタンが小さく薄いため押しにくく、急いでいるときなどは先の誤操作と相まってかなりイライラする。

なおドーナツ型4ボタンは左から時計回りに「省電力モードのオンオフ」、「オート/マニュアル撮影の切り替え」、「フラッシュのオンオフ」、「画面モードの切り替え」となっており、「省電力モード」と「画面モード」の二つは撮影時に必要な項目ではないので、4ボタン上に配置するのはまったくの不適当である。

ちなみにニコンのCOOLPIX L11の4ボタンは、同じく左から時計回りに「タイマー設定」、「フラッシュ」、「露出」、「マクロ」となっており、どれも撮影時にすぐに使用する項目が割り振られている。また現行機種についても主要なボタンには撮影時に使用頻度の高い機能が優先的に割り振られている。

キヤノンはスペックを追求するのはいいが、こういった基本的な部分をおろそかにするから好きになれない。

★その他注意点
・電池ボックス(兼メディア挿入口)のカバーが貧弱。取り扱い注意。
・フラッシュ光がきつく白飛びしやすい。要露出補正。
・説明書はキヤノンのサイトからダウンロードする(製品には付属してない)





2013_1005c

裏面。
ボタン類は小さくて押しにくい。特にドーナツ型のボタンは親指の爪で正確に押さないと押し間違えやすい。

写りについては主観が入るのでここでは言及しないが、コンデジの宿命としてダイナミックレンジが狭く、ノイズは乗りやすい。特に薄暗い山中で木漏れ日を浴びた森林を撮影するときなどがダメで、ハイライトが飛びやすいうえ、絞れずスローシャッターが切れないため、勝手にISOを上げられノイズが乗りやすくなる。当然、後処理で露出をいじくるとさらにノイズが乗るので、撮影時点で意図した露出どおりに撮れなければ、いわゆる“作品作り”はできないと思う。

なお記録撮影が目的なら何の問題はない。
起動や撮影はすばやく、ズームも程々あり、コンティニュアスAFやサーボ機能で動体もそこそこ追えるし、オートなら大きく露出が狂うことはない。また日中の日差しが強いシーンでも(おまけ程度だが)ファインダーがついているので、とりあえず撮るだけの用途なら充分に事が足りる。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2013年9月15日 (日)

製品レビュー:Kenko KM-D 2008 8段ダボ式三脚

2013_0908a
2013_0908b
■メーカー/ 製品名 : Kenko(ケンコー) /  KM-D 2008 8段ダボ式三脚
■レビュー執筆(加筆)までの使用期間 : 約2年3ヶ月
■製品内容 : 三脚、外袋、段数:8段、全高:1030mm、縮長:270mm、重量:400g、最大搭載重量:500g、脚パイプ:真鍮製、雲台:プラスチック製

【購入のきっかけ】
軽くて脚を長く伸ばせる製品を探していたところ本製品にたどり着いた。なおミニ三脚と普通の三脚は持っているが、ミニ三脚は身を屈めながらセットするのが大変だし、一般的な三脚は大きく重くて持ち運びに不便なので今回の購入となった。

【比較した製品】
特になし。ただし以下の点を購入の指針とした。

①登山や旅行に使うので軽量かつコンパクトなこと
②身を屈めなくてすむ高さまで伸ばせること
③耐久性≒重さなので耐久性には期待しない
④2,000円以内

★長所・短所
○携行しやすい、すばやく脚を伸ばせる

縮めて袋に入れた状態で30cm弱、重くもなく軽くもなく許容範囲。
脚は脚の底をつまんで引くだけで伸ばせる。

×脚のロックの解除が面倒、長さの微調整が困難

任意の脚だけ伸縮するのが大変。また脚の長さの微調整が難しく傾斜地でのセッティングは苦行。よって私は傾斜地では脚をロックせずに使っているが、少しでも重さを加えると脚が縮むのでストレスが溜まる。それだけは心得ておきたい。

★その他注意点
コンデジ専用と割り切るべき。最大搭載重量は500gなのでデジタル一眼レフはもちろんミラーレスも厳しい。




2013_0908c1
2013_0908c2

カメラの設置はパン(左右)用のつまみとティルト(上下)用のハンドルで行う。
横位置と縦位置の変更はティルト用のハンドルだけで行える。





2013_0908d

めいっぱい伸ばした状態。
約1mの高さまで伸びるので撮影時に身を屈めなくて済むのはありがたいが、微調整が大変面倒なのとカメラの傾きを2方向でしか調整できないため、傾斜地でのセッティングはかなり難儀する。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013年5月12日 (日)

製品レビュー:Lowepro(ロープロ) スリングショット202aw

2013_0421a
■メーカー/ 製品名 : Lowepro(ロープロ)/  スリングショット202aw
■レビュー執筆(加筆)までの使用期間 : 約6
ヶ月
■製品内容 : バッグ本体、レインカバー(バッグ直付け)、説明書兼仕様書、内寸(W22.5cm D14cm H28cm)
※横のティッシュ箱は大きさ比較用


【購入のきっかけ】
これまでショルダーバッグ型のカメラバッグを使用していたが、ショルダーバッグは肩に重量が集中すること、また形状が自転車のかごに合わないため自転車移動には向かないことからネットのレビュー(特に自転車走行時)を参考にして決めた。

【比較した製品】
特になし。ただし以下の条件を購入の指針とした。

①自転車移動時に肩と腰への負担がショルダーバッグより小さいこと
②自転車移動時に背負ったバッグが腹のほうにずれてこないこと
③最低でもカメラ1台とレンズ2本以上を収納できること
④望遠レンズ(タムロンA005)を装着したまま収納できること
⑤ママチャリの前かごにすっぽり収まること
⑥ショルダーバッグ並みに機材を取り出しやすいこと
⑦10,000円以内


★長所・短所
○上述の条件すべてを満たしていること。

「嬉しい誤算」とはまさしくこのこと。上述の条件すべてを満たしている。
ちなみに①と②はクロスバイクのように前かがみになる自転車において重要なポイント、④と⑥はすばやく撮影するために重要なポイント、⑤と⑥はレンタサイクル等を利用した撮影
において重要なポイント。

ところで偏見だが、私は(特に一昔前の)外国製品をあまり信用しておらず、それらの多くはたとえば形や使用法が独特ゆえ面白珍しさの面から評価されていると常々感じていた。たとえば、かの初代iM●cのお団子マウスのように。

したがって本製品にも警戒心は持っていたが、既に書いたように実用性はきわめて高く、一昔前の外国製品に見られがちだった使い勝手無視の独りよがりな面は微塵も感じられなかった。むしろ悔しいが私が高く評価する日本製品より実用性において優れていると感じた。


○レインカバー(オールウェザーカバー)がバッグ直付け。
最初は驚いたが、実際に使ってみると素早く簡単に装着できるし、紛失のおそれがないので良いこと尽くめだと分かった。実用面で本当によく考えられている。

×カラーが黒だけ。

色、外見ともにカメラバッグ丸出し。
実用性(と価格)を取るか見た目を取るかはあなた次第。


★その他注意点
右肩にしか掛けられないので右肩を痛めている人は注意。





2013_0421c

2013_0421d

収納時。

左上のレンズはタムロンのA005(70~300mm)。この高さのレンズが写真の収納方法でギリギリ収まる。何気に重要なので購入の参考にしてほしい。





2013_0421e

上部ポケット。
東京時刻表(A5)は入らないがコンパス時刻表(B6)はギリギリ収まる。





2013_0421f

小物入れ。アクセスしやすいので使う頻度の高い物を入れておくと便利。





2013_0421g

バッグ下部に直付けされているレインカバー。
直付けされているのですばやく装着可能で紛失のおそれがない。





2013_0421h0

2013_0421h1

背負った状態。

右肩にしか掛けられないので右肩を痛めている人は要注意。
ちなみにこの状態で走ったり長時間歩くとバッグが振動で背中から浮いたり揺れたりして背負い心地が若干悪くなるので、そのときは右下から伸びているウエスト固定用のベルトを装着すれば問題はほぼ解決する。ただしその際、ウエスト固定用のベルトを外さないとバッグを体の前に回せないのですばやい撮影態勢が取れなくなる。

したがって移動時などすぐに機材を取り出さないときはウエスト用ベルトを装着し、それ以外のときはベルトを外しておくのが合理的と思われる。





2013_0421h2

2013_0421h3

バッグを体の前に回し、カバーを開けて機材にアクセスしたところ。
下の写真は状況が分かりやすいようにわざとカバーを全開にしている。

肩に掛かるベルトの長さを調整することでバッグを前に回したときの高さも連動的に調整される。背負い心地や前に回したときのひじの曲げ具合などを勘案して調整する必要がある。

| | コメント (3) | トラックバック (0)

2012年5月20日 (日)

製品レビュー:Kenco(ケンコー) Zeta EX

20120424a
■メーカー/ 製品名 : Kenco(ケンコー)/ Zeta EX(C-PLフィルター)
■レビュー執筆(加筆)までの使用期間 : 約6ヶ月
■製品内容 : C-PLフィルター、プラスチックケース、外箱、説明書、超薄型設計(ガラス厚0.8mm)。露出倍数(絞り段数)2/3~1EV。



【購入のきっかけ】
緑や青空を奇麗に表現したかったのと、水面や窓ガラス等の反射を抑えて撮影したい場面が度々あったことから購入。価格は67mm用で約12,000円。
フィルター1枚が12,000円なんて価値を知らない人には信じられないだろうし、実際、私もこんな物もっと安く作れるはずだと思っていた。

購入の決め手になったの
は従来品より1EV明るいこと。高速シャッターを多用する鉄道撮影にはもってこいだし、なまじケチって不満を感じながら暗いPLを使い続けるくらいなら、高くてもこれを選ぶのがベストだろうという結論に辿り着いた。ちなみに秋葉原のヨドバシカメラのフィルターコーナーで2時間悩んだ末での購入だった。

【比較した製品】
①Kenco C-PL(W)バーニア
: 初心者に優しい目盛り付き(※)で専用ケースも付属し、しかも本製品より4000円以上安いので買いかけたが、暗いのが不満で結局却下。
※追記:目盛りはあってもなくてもあまり意味が無い。
②Kenco C-PL
: 本製品の半額以下で買えるので最初はこれを買おうとしたが、暗いのが不満で結局却下。

★長所・短所
○露出(値の決定)に余裕を持てる。

PLは初購入なので他製品との比較は出来ないが、ニコンD700+タムロンA09IIレンズに装着している分にはファインダーはさほど暗くならず、露出の低下も僅かで済んでいる。
また明るいからPL効果が劣るといったこともないので価格以外にデメリットを感じない。

×高い。

フィルター1枚が12,000円はあまりにも高い。
パッケージも貧弱なので知らない人が見たら100均製品と勘違いしてもおかしくはない。しかもワンランク下のPROシリーズや他のC-PLは専用ケースが付属しているのにZeta EXだけは何も付かない。これがボッタクリ感をさらに増幅させている。


★その他注意点
非常に薄いので取り扱いには注意。
特にフィルター着脱時はつかみ損ねて落とすおそれがある





20120424b

パッケージの表面と裏面。(写真はクリックするとすべて拡大します)
フィルター本体の他、紙一枚の説明書と薄いプラスチックケースが付属。






20120422g

PL効果は前枠を回して調整する。

PL効果が最も強くなる角度は光源との位置関係で変わるため、「目印」はあまり役に立たない。この目印はファインダーではPLの効きを確認しにくいときにフィルターを直接目の前にかざし、任意のPL効果が得られる角度(目印の位置)をフィルター再装着時に正しくセットするときなどに使うものと思われる。







20120422h

上はフィルター装着時、下はレンズキャップを装着時。
これだけ薄いのにレンズキャップが装着できるのは地味ながら良い点。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年2月 1日 (水)

製品レビュー:SLIK(スリック) SH-807

Sh807a
■メーカー/ 製品名 : SLIK(スリック)/ SH-807
■レビュー執筆(加筆)までの使用期間 : 約6ヶ月
■製品内容 : 雲台、ハンドル(パン・ティルト兼用)×2、3軸水準器(雲台に装着済)、耐加重10kg。自重1kg。三脚側ネジ3/8インチ、カメラ側ネジ1/4インチ


【購入のきっかけ】

既にGITZOカーボン3型(3/8インチネジ)の三脚を購入することが決まっていたので、三脚に見合う製品を探していたところ、本製品に行き着いた。

【比較した製品】
①QUICK-SET ハスキー 3Dヘッド : 性能は最高だがSH-807より更に重く高価。
②スリック SH-806E / 807E : 耐加重やクイックシューへの不安があった。


★長所・短所
○機材がぶれない、構図がぶれない

鉄の塊のようにどっしりしていてちょっとした機材を乗せてもびくともしない。
「コマ締め方式」という締め込んでも構図がぶれない方式を採用しているので、仮締め→本締めが正確かつ楽。一度これを経験すると元には戻れなくなるかも。


×重い。扱いが面倒。ガッツがある人向き
握りこぶしほどの大きさなのに重さが1kgもあるので余計に重く感じる。
カメラバッグにD700とレンズ2本と本製品を入れて歩くともはや苦行。
ハンドルが長いのでハンドルを取り付けたままバッグに収納するのは困難。


★その他注意点
三脚への取り付けネジは3/8インチ。
国内の三脚は1/4インチネジが多く使われているので購入前に確認が必要。





Sh807b


本製品を三脚(プレート)に取りつけた状態。
(写真はクリックするとすべて拡大します)






Sh807c

ダブルナットネジ。
銀ナット(小)と黒ナット(大)の二つのナットによって迅速かつ強固に機材を固定できる。

写真上は黒ナット(大)を上に締めこみ雲台とナットを固定している状態(収納時)。

収納時はこの状態にしておかないと緩んだナットが暴れて本体がキズだらけになるので要注意。





Sh807d

機材の取り付け。
上の写真は機材と雲台の隙間が開いて傾いているが撮影のため敢えてこうしている。この状態でネジを締めこんでも機材は完全には固定されない(悪い例)。正しくは下の写真のように機材と雲台を水平に密着させながら行う。

写真下は黒ナットを締め込んで機材を固定した状態。
最初に銀ナットのネジがカメラのネジ穴に挿入され、ネジが奥まで挿入されると今度は銀ナットと黒ナットが分離して黒ナットが上に締め込まれ、機材が台座に固定される仕組みになっている。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年1月22日 (日)

製品レビュー:GITZO(ジッツオ) GT3541L

Gt3541la
■メーカー/ 製品名 : GITZO(ジッツオ)/ マウンテニアカーボン三脚 GT3541L 
■レビュー執筆(加筆)までの使用期間 : 約2年
■製品内容 : 三脚本体、防塵袋、T型トルクスレンチ×3、グリス、耐加重18kg。自重2.13kg。取り付けネジ3/8インチ・1/4インチ(リバース式)



【購入のきっかけ】
電車や自転車移動がメインなので1万円ほどの軽量小型三脚を使用していたが、夜景撮影時や望遠レンズ装着時のブレやファインダー像の揺れに悩まされていた。
購入の決め手はプロから認められている信頼性。そして製品を店で触わったときGITZO製品の質感や剛性がひときわ優れていたこと。

【比較した製品】
①スリック カーボンマスター924PRO
: 雲台がクイックシュー式なのが不安だった。
②スリック プロ700DXIII
: コスパは最高だがアルミの性能(振動吸収性)に不安があった
③GITZO GT3541 : 傾斜地での設置高に不満が出ると思ったので購入直前に3541Lに変更した。

★長所・短所
○素晴らしい質感。所有欲を満たしてくれる

本体から小物にいたるまでシックで高級感溢れるデザインと質感。
用もないのにケースから引っ張りだして眺めたり機材をセットしたくなる。


○雲台が良ければブレない。ブレても収まりが早い
カーボン三脚は風に弱いというが
人間がよろめくほどの強風でも問題なかった(※)。
また脚を全て伸ばしてプレートPRO350にカメラ2台(5kg弱)を付けてもびくともしなかった。
現在まで2台装着や夜景撮影など三脚を必要とする撮影をひととおり行ったが、
三脚が原因となるブレや撮影ミスは一度も発生していない。
(※)風速10mで足を3段出して撮影したときはあっけなく倒れた。載せる機材の空気抵抗などにもよるが過信は禁物。

×高い。しかも付属品はほとんどオプション
最安値+キャッシュバックでさえ72,000円(本体価格92,000-キャッシュバック20,000)。
雲台は別売り。ケースも別売り。興味の無い人が見たらただのぼったくり製品にしか見えない。

★その他注意点
電車の網棚に横に置いたとき網棚の仕切り内にギリギリ収まるが、一部の列車はこの仕切りの間隔が狭いので仕切りに当たって脚を痛める可能性があるので注意。
収納時に脚を勢いよく内側に折るとポール下部の金属のフックに当たってカーボンを傷つける恐れがある。





Gt3541lb

左:脚をすべて伸ばした状態 150cm
右:脚とエレベータを全て伸ばした状態 181cm


これに雲台とカメラの高さが加わる。私(身長172cm)の場合、エレベータを上げず4段目の脚を半分ほど出した状態でちょうどアイレベルになる。






Gt3541lc

開脚角度は3段階に調節可能。

GITZOと書かれているツマミを手前に引っ張ると脚の角度を調節できる。
面白い方式だが寒い日に手袋をしているときなんかは操作しにくい。






Gt3541ld

センターポールを逆付けするときの手順。工具は不要。ロックスクリューの内側に黒いグリスが塗られているのでグリスの付着に注意。

①ポール下部のフックが付いた部品を外す。
この部品はキズ防止用のゴムリングを掴むと空転しやすいので注意。

②アッパーディスクを外す。捻るだけで簡単に外れる。

③ロックスクリュー(両側に耳が付いた部品)を外す。

④ポールを引き抜き逆に付ける。

⑤ロックスクリューを元の位置に装着→フックを元の位置(ポール上面)に装着→アッパーディスクを元の位置(ポール下面)に装着

| | コメント (0) | トラックバック (0)