現代人でよかった
上半身のかゆみは軟膏で治りそうだ。病院に通わずに済んだのはよかったが、身体の不調が起こるたび昔に生まれなくてよかったとしみじみ思う。
もし私が江戸時代の農民で同じかゆみに襲われたらどうなるのだろう。とりあえずヨモギとかなんとなく良さげな草をすり潰して塗りそうだ。
でもそれでは治らないから、そのうちかゆみに耐えられず皮膚を搔きむしって出血し、同時にさまざまな細菌が身体に侵入するだろう。
やがて激しいかゆみと痛みと高熱に襲われ、どうすることもできない私はこれは妖怪のしわざに違いないと思い込むだろう。
そして今際の際、どうして俺が妖怪に呪われるんだとこの世の全てを憎みながら非業の死を遂げるだろう。
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