新日本海フェリー「らべんだあ」スイートルーム乗船記

閑散期の2017年6月、3月に就航したばかりの「らべんだあ」のスイートルームに乗船した。
なお前日は同じ船の逆航路でデラックスA和室(乗船記)に乗船した。
船名:新日本海フェリー「らべんだあ」
乗船日時:2017年6月14日17時00分~15日9時00分
乗船区間:小樽港→新潟港
客室等級:スイートルーム(004号室)
乗船人数:一人
運賃:37,030円(期間A)※貸切料金なし
船内に入り4階から吹き抜けを見上げる。新造船なので綺麗だ。
インターネット予約でプリントした2次元バーコードを受付に見せると、004号室のカードキーが手渡された。
さっそくここでデラックスAとの違いがあった。
スイートルームでは「○○様、お待ちしておりました」と挨拶された。
最上階の6階の真ん中付近にスイートルームがある。
通路から見るとスイートルームだけ玄関部分がくぼみ、ドアの色が違うので近くにいけばすぐに分かる。
ドアの横にはドアホン。
グリルの閉鎖時に食事をルームサービスするとき使うのだろう。通常は誰も来ないので利用することはない。
室内は寝室とリビングが一体となった大部屋で、床面積は不明だがどこかで約50㎡との記載を見た。
それにしても一昨年太平洋フェリーのロイヤルスイートルームに乗船したときは浮かれまくって面白い文章になったのに、慣れるとごく当たり前のことしか書けなくて悲しい。

玄関を振り返る。
備品はデラックスと同じくスリッパ二足と靴べら。ただしスリッパはデラックスAより厚くて質がよい。色も青だ。
個人的には靴ブラシと清水香のような防臭剤が欲しいところ。
テラス方向から玄関を見る。
リビングはソファとすわり心地の良い椅子が二つ。シンプルで特に変わったところはない。
ベッドはセミダブルサイズのベッドがツインで並ぶ。
ベッドメイキングが少し変わっており、掛け布団の一部が三角状に折り広げられていた。このやり方は初めて見た。
寝室の操作パネルは船内放送の音量調整、室内の照明のオンオフ、アラームのセットが行え、どちらのベッドからも操作できる点を除けばデラックスAとほぼ変わらない。
朝の光景。
小樽を17時に出航し、翌朝9時には新潟に着くので案外せわしない。
下級客室では早く着くほどありがたいが、上級客室はできるだけ長い時間くつろぎたい。
なお小樽→新潟航路ではグリルの朝の食事時間の際、7時か7時半を提示される。ここは7時をお薦めしたい。7時半だと部屋に戻ったら下船支度に追われて慌しい。
テレビは大型の液晶テレビがリビングと寝室に設置されている。リモコンは一つしかないがDVDデッキ用のリモコンで代用できる。

ベッド脇の大型クローゼット。
右側は洋服ダンスと金庫、バスローブが2着分入っている。
真ん中は空で荷物などを収納できる。
左側は小棚が4段で最下段に救命用具が収納され、他3段は空きスペースになっている。
ハンガーは4つでデラックスA和室より1つ少ない。何故だ。
お茶は紅茶と煎茶とコーヒー(インスタント)が二つずつ。
コーヒーが二つでしかもインスタントなのがしょぼい。太平洋フェリーのスイートルームはドリップが4つもあったのに。
カップはさすがにノリタケ食器製だった。スプーンも同じくノリタケ。
バスルーム。
ガラス張りで真新しいだけあって一目豪華な印象。広さも充分。
アメニティは石鹸、櫛、歯ブラシ、ヘアゴム、シャワーキャップ、髭剃り。
可もなく不可もない感じ。綿棒があればなお良かった。
湯船はデラックスAよりは広いが完全に寝そべれるほどではない。
ただ湯船と窓が近いので湯船に浸かりながら外を眺められる。太平洋フェリーのスイートルームでは景色を眺めるとき湯船から身を乗り出さなければならなかったので、この点は評価したい。
シャワーヘッドは通常のシャワーのほか一点集中で射出する設定があったが使い道が分からなかった。マッサージ用だろうか。
シャワーの温度調整はデラックスAと同じ。
温度を下げる際、急に冷たくならないようになっている。
シャンプー、コンディショナー、ボディソープは資生堂製。
ウミネラという業務用のブランドで統一されている。
海を渡るフェリーらしい名前といえばそんな感じ。
スイートルームはなんとトイレもガラス張りだ。
便器はごく一般的なウォッシュレット。水を流す時の吸引がすごいのでびっくりするかもしれない。
テラスはデラックスAとはさすがに格が違った。
椅子とテーブルがあるのでカフェタイムが満喫できるし、床が木なのでスリッパが汚れにくく滑りにくい。また隣室との間隔が広いのでよりプライベート感がある。
スイートルームの乗客にはグリルでの食事が提供される。
今回は小樽→新潟航路なので夕食と朝食が出された。

グリルに入ると専任の女性スタッフが待っていて「お待ちしておりました」と挨拶され、席に案内された。
室内は静かな曲が流れ、窓際のガラスはすりガラスで外は見えず、また外から見られることもない。
この日は私のほか一組の家族連れがいた。
こういう席では写真を撮るのが恥ずかしいので一枚も撮影してない。代わりにメニューの写真を掲載した。
夕食は本格的なコース料理で右上の「夏の船旅和洋会席」が品書きに沿って一品ずつ運ばれた。少しずつ運ばれるので早食いは間を持て余すかもしれない。
朝食は「和の膳」。
ごく普通の朝食で飯は少なかったが鮭の脂がのっておいしかった。
夕食を終えると、さきほどの女性スタッフがドアまで見送ってくれて「おやすみなさいませ」と挨拶された。
朝食を終えると同じように「またお越しくださいませ お待ちしています」と挨拶された。
ちょっとしたことだが人のサービスがこもっていると嬉しい。
設備や食事の豪華さは頻繁に取り上げられるが、サービス面については殆ど見かけない。もっとこういう点にスポットを当てた乗船記があっても良いと思う。
以上、新日本海フェリー「らべんだあ」のスイートルームを紹介。
わずか16時間の航路でせわしなかった。特に今回は旅の疲れがたまって半分くらい寝ていたので尚更だった。
ただそれを差し引いても3万7千円でスイートルームが利用できるのはお得だ。グリルでの食事も本来なら5,250円する。
サービス面を含めた総合的な評価は太平洋フェリーのロイヤルスイートと同等だろうか。どちらも良し悪しあって甲乙付けがたいので、可能なら両方乗り比べてほしい。
以下船内で撮った写真。
4泊5日の旅行は最終日だけ快晴だった。
※撮影:スイートルームテラス
小樽港と新潟港ではうみねこが船の周りに寄ってきた。
※撮影:スイートルームテラス
新潟港。
名残惜しさが募るとき。
※撮影:スイートルームテラス
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