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2017年3月18日 (土)

四国乗り鉄撮り鉄・自販機店巡り 最終日

「コインスナック御所24」を後にし、高速で愛媛へ。

松山市内の到着予定時刻は22時。ノンストップで走って市内のホテルを探すつもりだったが、眠気が我慢できず、この日はサービスエリアで車中泊した。



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今回は天気に恵まれず最終日まで撮り鉄できなかった。
その最終日も午前遅くでないと晴れないうえ、昼まで撮影地を発たないとレンタカーの返却期限が過ぎてしまう。

撮影チャンスは予讃線の本数からして3~4回だろう。そのなかから納得できるショットをモノにしなければならない。




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午前4時過ぎに撮影地付近に着いた。

まだ早いので下灘駅に立ち寄った。
下灘駅はいまや観光名所でマニア・一般人問わず訪れる。日中は駐車できない可能性があるので記録撮影は先に済ませた。




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続いて隣の串駅へ。今回の撮影地は串駅が最寄り駅だ。

左の上り坂が駅舎へ続く道で、ぱっと見駅があるように見えない。また右の舗装路は狭くて車の行き違いができず、駐車スペースも駐輪場の脇にかろうじて一台置ける程度しかない。

駅近辺には案内や目印は一切無い。
夕やけこやけライン(国道378号)から駅前の道路への分岐点には案内があるが、駅近辺には何もない。
何も知らずに行くと殆どの人はそのまま素通りしてしまうだろう。




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無人駅ならではの情景で私の期待通りだった。
逆にこの駅に駅員がいたら、そのほうが異常だ。

串駅を撮影してから予讃線の撮影地に向かった。
夜明け前の山道なのでヘッドライトの光を頼りに歩いた。




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集落を抜けて山道を登ると予讃線の鉄橋が望める場所に出た。

じつは途中で道を間違えて30分以上ロスした。
あるサイトの案内を参考にしたのだが、肝心な分岐での案内が抜けていたばかりか、徒歩での所要時間も登山をしている私ですら疑問を抱く剛脚タイムで、まるであてにならなかった。

「慶徳寺」の案内板がある二股の道では「慶徳寺」の方向が正解だ。私はここを間違えた。




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ツイッターとは別のカットを掲載。
まだ曇っていたときのもの。

撮影地:予讃線(串-喜多灘)
撮影日時:2017年3月14日午前7時57分
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続いて下灘駅へ。

10時くらいになると晴れ間が顔を覗かせたが、完全に晴れたのは一時的で、以降は晴れたり曇ったりだった。




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女子3人組が陣取ってなかなか空かないので勝手に撮らせてもらった。
この後も続々と人が来たのでそそくさと退散した。




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愛媛から高速で高知に戻り、レンタカーを返して高松へ向かう。

JR四国は普通列車が少ないので特急がわりと混む。とはいえ普通席は混むがグリーン席は空いてるので帰りはグリーン席にした。

グリーン席は3列(1列+2列)配置でシートピッチが広く、背もたれは大きく倒せる。高知⇔高松だと特急料金2,160円に加えてグリーン料金2,750円が掛かるが、それに見合った価値はあった。

ちなみに帰りの特急南風18号はアンパンマン列車だった。




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宇多津で乗り換え、さぬきうどん駅(高松駅)へ。
琴電の乗り鉄のため駅の外へ出る。




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高松駅から5分ほど歩き、琴電の始発駅「高松築港駅」へ。

琴電は「琴平線」、「長尾線」、「志度線」からなり、前二つは高松築港駅が始発駅で瓦町駅から分岐し、志度線は瓦町駅が始発駅になっている。つまり3つの路線は瓦町駅を支点に各々枝分かれしている。




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一日フリーきっぷ(大人1,230円)を購入し、長尾線の完乗から始めた。

高松築港駅から長尾駅まで30分ほど。
平日の17時過ぎだったので学生やパート従業員の帰宅時間と重なったが、さほど混雑しなかった。




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長尾駅。
長尾線は住宅街を行く生活路線といった印象だった。




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瓦町駅まで戻り、志度線も完全乗車。

志度線は土休日限定でサイクルトレインを実施し、六万寺駅辺りからほぼ空気輸送になる。3つのうち最ものどかだ。

なお3路線の要の瓦町駅はターミナル駅並みの規模で動く歩道まである。琴電ではこのギャップを楽しむのもよい。




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琴電の志度線を乗り終えた頃ちょうどいい時間になったので、高松駅でうどんを食べ、サンライズ瀬戸に乗り込んだ。




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上り列車を選んだ理由はいくつかある。

① おいしいものは最後に取っておきたかった
② 上りは下りより予約しやすい
③ 東京に朝着くので余裕を持って埼玉に帰れる
④ 東京行きの字幕を撮ってなかったから
ちなみに高松行きと出雲行きは東京駅で既に撮影している。




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シングルデラックスは11号車(サンライズ瀬戸)。
サンライズエクスプレス唯一のA寝台だ。




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通路の様子は東武線の特急スペーシアの個室車両と似ている。




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通路脇の階段を上がると右と左に部屋のドアがある。
右が今回泊まる21号室、左は22号室。




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ドアに鍵はなく、かわりに4けたの数字を入力してドアにロックを掛ける(解除する)テンキーが付いている。




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入口から室内を見る


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ベッド端から室内を見る


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ベッド端から正面を見る

デラックスを謳っているがぶっちゃけビジネスホテルの劣化版だ。
広さ5㎡程度でベッド幅80cm程度。水周りは洗面台のみでトイレとシャワーは共用だ。

他の客室が狭すぎるから相対的に“デラックス”なだけで、唯一現存する寝台特急の最上級客室がこれでは正直がっかりした気持ちを拭えなかった。

シャワーカードとアメニティは検察の際、車掌から受け取る。
タオルを含めたくさん入っているが、タオルと櫛と歯ブラシしか使わなかった。持ち帰りの記念品を兼ねてるのだろう。




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コップは薄っぺらい透明のプラスチック製が一つ。

お茶を入れると検尿のコップにしか見えない。念を押すがこれは私の尿ではない。中身はお茶である。




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シャワー室。
朝4時だったので悠々と入れた。

シャワー室はA寝台の乗客専用とB寝台の乗客用とがある。
A寝台の乗客はシャワーカードが無料の上、6室の乗客だけで使える。B寝台の乗客は有料の上、無数の乗客で使いまわす。

今回シングルデラックスを選んだのは、そうした雑多な環境に身を置きたくなかったのもある。可愛げのない書き方だがシングルデラックスの客室にはあまり期待していなかった。




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脱衣場。

シャワーカードの挿入口はちょっと分かりにくい。なお脱衣場の鍵を開けるとシャワーの使用時間が0にリセットされるので注意だ。
ドライヤーは無制限に使える。




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シャワー室はボディソープとリンスインシャンプーが置かれている。湯の温度は調整できるが湯量は調整できない。

シャワーは青いボタンで止めることができ、このときお湯の使用時間のカウントダウンも停止する。使用時間が残り1分を切るとブザーが鳴るようになっている。

4分使って体を温め、残り2分で体を流したらちょうど良かった。




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午前7時8分、定刻どおり東京駅に到着。

宣伝文句の「ホテル並み」には程遠いが、他の客室と比べて客室の広さやシャワー室の待遇などが恵まれているのは確かだ。

睡眠不足なのもあって11時前から4時過ぎまで深く眠れた。
乗車前は振動や音で寝づらいかなと思ったが、音はさほど気にならなかったし振動は寝るのにむしろ心地よかった。

日曜朝から水曜朝までの四国3泊4日旅行。
天気に恵まれず四国四県を急ぎ足で駆け巡ったが、行きたいところに行き、やりたいことをやれたので良い旅行になった。

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