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2014年12月28日 (日)

2009~現在(回帰)

■2009年~現在
派遣の仕事は給料が安く、収入はかつての半分近くに落ち込んだ。再就職を考えたが働きながらの職探しは大変なので、1~2年は仕方ないとして、ひとまず貯蓄してから考えようと節約に励んだ。

その後次長らの推薦を受けて正社員に昇格し、財政的に若干マシになったが、派遣時代に抑えていた物欲が爆発し、カメラ・三脚などに40万円使ったり、連休のたびにレンタカーを借りて撮影旅行をしたりと浪費に歯止めが掛からず、財政難の立て直しに苦労した。最近ようやく、万が一に備えられる程度の貯蓄額に戻った。


2009年以降は日記を書いていない。
このブログと以前のブログの記事が過去を振り返る一つの材料になるが、2009年以降は過去をまっさらにして生きようと考えたため、昔のことはほとんど書いていない。

ところが最近、ゲーム熱が再燃したことで昔に戻りつつある。
そのゲームだが、過去の薀蓄や経験を生かし、現在はプレイの効率が格段に向上している。昔は自宅にゲーセンと同じ環境を作ったり、週末ごとに都内のゲーセンへ通っていたが、現在は自宅のエミュレーターを使って苦手な箇所を集中的に練習し、時間とお金を節約している。


…だが、最初からその方法に頼るのは正しくないと思う。
効率だけを求めると広い視野と見地を持てなくなる。現地(ゲーセン)に足を運び、ライバルと接触したり成果を見せ合ったりすることで、一見遠回りしているようでも少しずつ上達できるのだと私は思っている。

そんな馬鹿なと思うかもしれないが、これは将棋棋士の羽生善治氏など各分野のトップにいる人たちが口を揃えていう教えだ。
たとえば相撲は出稽古といってライバルの相撲部屋に出向いて稽古をし、将棋の世界ではプロ棋士同士が研究会を開いている。
当然、手の内をさらすことになるが、代わりに相手も自分の成長の糧になるものを与えてくれるので釣り合いが取れるというのだ。

遠回りの人生は、のちに必ず人生の財産になる。
私がゲーム絡みで最も記憶に残っているのは、この遠回りした期間の出来事だ。もし最初からエミュレーターで合理的かつ孤独な練習に終始していたら、時間とお金は節約できても、結局行き詰って何も得られない、つまらないゲーム人生になっていただろう。

これは旅などにも当てはまる。
ネット情報やカーナビなどに頼ればたしかに旅は快適になるが、道に迷って大変な目に遭ったり、現地でホテルの予約が取れず電話帳を手に片っ端から電話した…といった強烈な出来事(アクシデント)が起こりにくくなるため、記憶に残りにくい旅になりがちだというのだ。

なお、それについても羽生善治氏が指摘しており、羽生氏は見知らぬ場所へ行くときはあえて地図を持たず、勘を頼りに歩くよう努めているそうだ。それによって自分自身が刺激を受け、様々なアクシデントに対応できる“勘”を養えるという。そしてそれを阻害するものが、皮肉にもいまや現代社会の根幹を成すネット社会だというのだ。

いわれてみれば納得できる。
私自身、去年辺りからそれを強く感じていたから。

そんなこともあって最近は仕事とオフの自分を明確に分け、オフでは努めて適当に行動するようにしている…
…とはいえ、染み付いた習性はそうすぐには変えられない。
気が付くとイレギュラーに備えて乗換案内などで綿密に列車の時刻を調べている自分がいる。改善にはまだ時間がかかりそうだ。

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