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2014年8月31日 (日)

渡良瀬CR ~ レトロ自販機店「オレンジハット沖之郷店」 ~ 足利市駅(輪行)

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週末はいつものように夜間サイクリングへ。
渡良瀬遊水池から群馬県桐生までの40kmあまりを結ぶ、渡良瀬サイクリングロードを走った。出発は17時半。

時間的に桐生までの完走は無理なので、途中、足利市まで走り、去年訪れたレトロ自販機店「オレンジハット沖之郷店」を再訪した。




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この日は涼しかったからか、歩行者や自転車乗りをわりと見かけた。

写真は三国橋。(地図①)
江戸川→利根川→渡良瀬遊水地→渡良瀬川と繋いだが、これらの河川に付随するサイクリングロード(CR)は、それぞれ名前が違う。
三国橋は利根川CRと渡良瀬遊水池CRの境に位置する橋だ。





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なんて広いサイクリングロードなのだろう。
遊水池の北から藤岡大橋と新開橋を渡り、東武日光線の下を潜ると、突然ものすごく広い道路に出た。(②の区間)

広い。恐ろしく広い。車が余裕ですれ違えるほど広い。しかも綺麗だ。
この道路に入ったとき、あまりの広さに間違ってどこかの管理道路に入り込んでしまったのかと勘違いしたほどだ。

この豪華なCRが東武佐野線の先まで約10km続く。




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「福猿橋」という変な名前の橋で初めて対岸(左岸)に渡る。(地図③)

夜なので橋の表示は見つからなかったが、橋の2kmほど手前で「足利市街7km 福猿橋2km」の案内標識が見えるので、それを見落とさなければ地図がなくても場所は把握できる。




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足利市街が見えてきた。田中橋の500mほど手前。
この辺は運動公園が隣接しているので散歩の人が多かった。CR上にトイレや自販機が設置されているので休憩にはもってこいだ。

ここでひとまずサイクリングロードを外れ、足利市駅に立ち寄って終電の時刻を確認してからオレンジハットに向かった。




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レトロ自販機店「オレンジハット沖之郷店」。(詳細:去年の記事)。
自宅から65km。まさか自転車で来ることになるとは思わなかった。

去年更地だった隣地はセブンイレブンが営業していた。遅かれ早かれレトロ自販機の客足にも影響が出ると思われる。

時刻は21時5分。
終電が22時23分、その1本前が21時50分なのであまり時間が無い。





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自販機類は去年と変わらなかったが、商品が値上げされていた。

うどん・そば・ラーメン300円→330円(2014年8月現在)
ハンバーガー200円→220円(同上)
トーストサンド200円→220円(同上)




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前回麺類は食べなかったので、先週訪れた「まんぷく(記事)」と食べ比べる意味もあって、うどんを食べた。

なかなか美味い。これなら330円も納得できる。
麺は若干細く、固さにムラが無く喉にスッと入る。量も多い。スープは関東風を薄めた色合いで若干薄いが飲みやすい。
具材は甘めの揚げが2つと、ねぎとわかめが少々。薬味は割り箸とともに自販機のポケットに備えられており、好みで入れる。




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ハンバーガーコーナーを見ると、「限定コラボバーガー」という期間限定の新製品が販売されていたので食べてみた。

広告と箱には手作り感溢れる可愛らしいイラストが描かれていた。
箱はうっかり捨ててしまった。持ち帰ればよかったと後悔している。




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中身はハムとハンバーガーにPKGMというソースが塗られている。
コラボバーガーとはハンバーガーとトーストサンドの具材を一緒にしたもので、「PKGM」は「ピリ辛ガーリックマヨネーズ」の略らしい。

300円は高いと思ったが、普通に美味しかった。
味と外観を比較し、マクドナルド等の同額のハンバーガーとどちらを取るかと言われたら多分マクドナルドを取ると思うが、「多分」と言葉を濁すくらいには健闘している味だった。
ついでにいうと自販機バーガーは、自販機そのものや商品が出てくるまでの動きを観察するなど懐かしさに触れることが目的でもあるので、それらを加味したうえで改めてどちらを取るかと言われたら、私は迷うことなく自販機のハンバーガーを取る。




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21時半にオレンジハットを後にし、足利市駅へ。
急いで自転車をバラし、終電1本前の21時50分発に滑り込んだ。
終電は浅草行きで混むので極力避けたかったのだ。

8ヶ月ぶりのオレンジハット沖之郷店は、商品の値上げこそあれど相変わらずひっそりしており、子供の頃のゆるやかな時間の流れと寂しげだった昭和の夜のドライブインの雰囲気に包まれていた。

隣りのセブンイレブンはオレンジハットへマイナスには作用してもプラスに作用することはないと思う。オレンジハットの食べ物、飲料、アイスは、セブンイレブンでは同じ金額でより良い物が買える。

だがレトロ自販機は懐かしさを楽しむことが目的でもある。
それを求める人たちにとってレトロ自販機とコンビニの売り物は比較の対象とはならない。

とはいえレトロ自販機の将来は厳しい方向に向かっている。
レトロ自販機を愛する人たちが資金を投じてまで延命を図るかといえば、きっとそうはならないと思う。いかに思い入れがあろうと少ない人数では支えきれないし、気持ちがいつまでも続かないだろう。

レトロ自販機の生き残りは不可能だと思う。
生き残って欲しいのは私も山々だが、私には自販機を支えるだけの資金も通い詰めるだけの情熱も無い。

変に使命を持たず時代の流れに任せようと最近では思っている。


★オレンジハット沖之郷店(地図)
・群馬県太田市沖之郷町448-4 0276-46-8050
・24時間営業(ゲームコーナーは24時まで)
・レトロ自販機:ハンバーガー、トーストサンド、うどん・そば、うどん・ラーメン、ほか日清食品カップ麺自販機(2014年8月30日現在は全て稼動)
・最寄り駅:東武伊勢崎線福居駅(約2.5km)

8/30(土)の列車詳細。
21時50分発 太田発→東武動物公園行き 6両編成 ガラ空き
※最後尾に乗車。空いていたが殆どの乗客は終点までの乗り通しだった。

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