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2013年7月15日 (月)

南天山

今週も秩父へ。

登山熱最高潮。こうなったら秩父鉄道の駅員に顔を覚えられるくらい通って通って通いつめたい。

南天山は秩父の奥の中津川渓谷のさらに奥にある山で、アクセスが良くないことなどから登山客にはあまり人気は無いが、綺麗な沢道や美しい滝、そして岩峰からの大展望が望めるということで、一度は登ってみたいと思っていた。





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三峰口から中津川行きのバスに乗り、終点の中津川へ。

この日は珍しくバスがほぼ満員(乗客はもちろん全員登山客)だったが、みんなうまい具合にばらけて降りてくれたので、終点まで乗っていたのは私ともう一人だけだった。そのもう一人も写真撮影を兼ねてハイキングしにきただけとのことだったので、南天山への登山客は結局私だけだった。





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バス停からこまどり荘や森の科学館などを通り、舗装路(途中から砂利道)を西に歩くと、30~40分ほどで鎌倉橋とその先の南天山登山口に着く。
登山口には登山届けの用紙と投函箱がある。

この登山道は昔「体験の森ゾーン」として整備されたらしく、一部を除けば地図もなく登れるほど易しい。とはいえサンダルやハイヒールで登れるほど甘くはない。

そういえば今年の富士山の山開きの日にハイヒール履きの女が登りに来たという話があったが、どれだけ山を舐めてるんだとあきれ返る。こういう輩は酉谷山の小黒~熊倉山分岐辺りに置き去りにして真の恐怖を味わせたい。





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最近はデジ一のk-xの電源トラブルがますます酷くなったと、正直k-xすら持ち運ぶのが面倒になってきたのでコンデジしか持ってきてない。

ただガイドブックにも書かれているように、この南天山はデジタル一眼レフでまじめに撮りたくなるほど景色が美しい。





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登山口から30分ほどのところにある「法印の滝」。

よくあるドバーッと流れる滝と違って、しずしずさらさらと流れるのが特徴。上品な水の流れに見とれてしまう。





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滝を上から眺めたところ。
滝自体もさることながら、その下にある沢と緑がまた美しい。





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カメラをポケットにしまうとすぐにまた撮りたくなる場所が出てくるので忙しくて仕方がない。





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滝から20分ほど歩くと分岐点に出る。

指導標の示す方向は「尾根コース」で地図が無くても登れる易しいコース。
対してその左側に続いているのは「沢コース」で、こちらは分岐以外の道標がないので地図はいちおう持ったほうがいいコース。どちらを行っても最終的には同じ地点に合流する。

行きは尾根コースを進んだ。





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つづら折りの道をひた登り、稜線に乗り上げると「尾根コース」と「沢コース」の合流地点に着く。

ここまで来れば頂上はあとわずか。





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頂上までは岩稜っぽい道になる。
とはいえ距離は短く頂上が近いので見た目ほどきつくはない。

しかし沢道や滝や岩稜など本当にバリエーション豊かな山だ。





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南天山山頂。
登山口から2時間、中津川バス停から2時間40分ほど。

久しぶりにまともな山の頂上に来れたので嬉しさ2倍、Vサインも2倍。





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勝利の美酒(中身は水)に酔いしれるshige42歳いつも首にタオル。

調子に乗っているが、この直後飲み水をズボンにこぼし、ムスッとしながら拭いた。





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南東の景観。この方角が一番撮影に向いていそう。

手前の山列は不明。中列は秩父槍ヶ岳(同コンサイス)、奥の列は和名倉山、そしてさらに奥にはわずかに雲取山が見える。

ほかにも両神山と梵天尾根など、ほぼ360度にわたって大展望が広がる。
すばらしい景色なので季節を変えて是非また来たい。





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山頂でランチ。

登山中はいつも食欲が減るのでこれでも多いくらい。チーズかまぼこは贅沢してワンランク高いのを買った。ビッグAで130円くらい。なかなかおいしかった。
カロリーメイトは喉がめちゃくちゃ渇くので水場がある山限定。





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さきほどの尾根コースと沢コースの合流地点に戻る。

上りは尾根コースを登ってきたので下りは沢コースを行ってみる。





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小さなアップダウンを繰り返すうっそうとした稜線を行く。

2003年改訂の「埼玉県の山」によると、さきほどの分岐から200mほど進むと左に折れる道があるそうだが、行けども行けどもそんな道は無い。

行き過ぎたのかなと思って、さきほどの分岐まで戻って再度進んだが、それでも見つからない。





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時間的には十分余裕があるものの、何度も上り下りを繰り返しているので無駄な行動が重なると体力的に厳しくなってくる。

途中、何度もコンパスを取り出し方位やメモリーした方向を確認するも、たしかにコンパスが示す方向(稜線)に向かっているのは間違いないのだが、肝心の“左に折れる道”が見つからない。





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さらに行くと左に折れる道があったが「通行止」になっている。
しかも厄介なことに、この通行止標識は、実際は通行できる場所にも掛かっているので完全には信用できない。

…だからといって、みすみす通行止の先に降りることは出来ない。しかも「通行止」の先を見ると、どう見ても目指す南東方向への道がない。





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稜線から逸れていないのは確かなので時間いっぱいまで稜線を進み、もしダメなら分岐点に戻って上りのときに使った「尾根コース」を下ろうと考えながら進むと、分岐点から500~600m行った辺りに指導標を発見。どうやら先述の「埼玉県の山」に書かれていた「分岐から200m辺りにある左折路」は既に廃道となっているらしい。

疑念の根源が古い書籍の記述にあったとはいえ、指導標の無い道はやはり地図とコンパスが欠かせないとあらためて実感することになった。





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沢コースを行く。

沢の源流に至るコースなので急峻な谷をつづら折るようにコースが設けられている。指導標は無いが道はハッキリしており、沢の源頭から先は基本的に谷を進んでいけば問題ない。





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14時48分、登山口に帰還。

このあとバスが来るまでこまどり荘の日帰り温泉に入るつもりだったが、下りに時間を使ってしまい立ち寄れなかった。


南天山は冬になったら是非また来たい。(秋は人が多そうなのでパス)
今度はD700と三脚を持参して綺麗な写真を撮ってみたい。この山はそう思わせてくれるだけの魅力がある。久しぶりに良い山に登ったなと思った。


★登山記録

■2013年7月14日(日) 晴れときどき曇り 最高気温34℃ 最低気温21℃

■コースタイム(バスの発着時刻はリンク先参照)
中津川バス停9:58→登山口10:33→法印の滝11:09→尾根・沢コース分岐11:37→南天山山頂12:15~47→沢コース分岐指導標13:38→登山口14:48→中津川バス停15:30

■総歩行距離 約12.5km(マピヨンのキョリ測で測定)

■交通費(主なもの) 秩父鉄道:羽生-三峰口(秩父路フリーきっぷ)1,400円、西武観光バス:三峰口-中津川790円×2

■備考・注意点
・水は尾根・沢コースの分岐点辺りまで補給できる
・登山客は殆どいないので静かに登れる
・落ち葉の沢道、20mの滝、360度景色が見える山頂などバラエティ豊か
・バスは2013年現在1日4本(土日)しかなく、始バスの到着が9:53、終バスの発車が16:10なので、6時間以内に行って帰ってこなければならない。

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