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2013年2月11日 (月)

阿武隈急行撮影

日帰りの撮影旅行を予定していた3連休。

日帰りといっても普段行ける所ではつまらないのでレンタカーを2日間調達し、初日はかねてから行きたかった阿武隈急行へ、2日目は東北の天気が良くないので関東に戻って行動することにした。

土曜日、始発で南越谷へ行き車をレンタル。
久喜I.Cから東北道へ入る。東北道は前日まで白河I.Cの北でチェーン規制されていた(このため
車を借りるか悩んだ)が、この日は仙台宮城I.Cまで解除され、路面凍結も渋滞も無く、順調だった。



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972M?確認できず(8100系) 横倉-岡(2013年2月9日) 通過時刻10:58

最初の目的地「横倉-岡」。時刻は11時前。

阿武隈急行はマイナー路線で撮影地の情報があまり無いので、ひとまず広々した風景を走る場所を2箇所ほどピックアップし、構図などの細かい内容は現地で考えることにした


この撮影地は線形からして午後の撮影には向かない。




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930M(8100系) 横倉-岡(2013年2月9日) 通過時刻12:27

しかし風がおそろしく強い。一週間ほど前から沿線の天気予報をチェックして気にしていたのが風の強さ。

予報によると、この時期は連日風速10m級の風が吹き荒れるらしく、実際気温が低い上に風が強いので、カメラの操作で手袋を脱ぐと、ものの数分で手がしもやけみたいに真っ赤になる。

そのため早々にカメラを三脚にセットし、列車通過間際まで風の来ない場所に退避していたのだが、それがアダとなり三脚にセットした機材が強風でなぎ倒されてしまうトラブルが発生した。

二度と買い換えないつもりでなけなしの金をはたいて買った、総額30万の機材が真横に倒れているのを見たとき、私は最愛の人が倒れているのを見たかのように血の気が引き、考えるより先に走った。





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カメラはメディア差込口が衝撃で開き、左側面に小さなキズと塗装のはがれが見られ、三脚は1mmほどのへこみが見つかり、雲台はプラスチック製のハンドルがV字型に浅くへこんでいた。

操作やデータに異常はなく、試し撮りをした限り問題無かったのでひとまず安心した。これでもしカメラが壊れていたら半狂乱になって、それこそ私が壊れていたかもしれない。

強風のときは絶対カメラを離れないぞと強く自戒し、撮影続行。





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931M(8100系) あぶくま-丸森(2013年2月9日) 通過時刻15:21

午後は兜駅から丸森駅にかけてロケするつもりが、兜駅付近の道が凍結していたので、阿武隈川を渡る橋の下で撮影。

写真は4回目に撮影したもの。
1回目は通過直前に陰って撃沈。陰ると撃沈確定に加え一気に寒くなるのでまさに二重苦だ。河原を歩いて体を温めながら2回目のチャンスを狙うも曇って撃沈。反対側からの3回目も雲で没。

最初から曇っていれば諦めがつくのに、なまじ通過直前まで晴れているから腹が立つ。結局、太陽が山の合間に隠れる直前のラストチャンスで撮れたが、翌日はさらに雲が増えるため今日がダメならチャンスはないと諦めていたので、撮影直後は本当に嬉しかった。





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950M-941M(ともに8100系) 丸森駅(2013年2月9日) 発着時刻18:37-41

駅間撮影を終えた後は、無人駅めぐりと夜間撮影を兼ねて東船岡駅と丸森駅の付近で交換シーンをそれぞれ撮影。

ちなみに阿武隈急行は8100系以外にJR東日本より譲り受けたA417系が運行しているが、こちらの運行は平日限定のようで、残念ながら今回は見かけることも撮影することもできなかった。




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以下おまけ。まずは東北本線の無人駅「貝田駅」。

貝田駅が国道4号の宮城県と福島県の県境の近くにあると知り、丸森駅での撮影後に寄り道した。

貝田駅は無人駅かつ福島最北というマニア心をくすぐる駅で、しかも思い出の場所に近いので、いつか来ようと思っていた。





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貝田駅から徒歩200mほど。
私の思い出の地、国道4号線の福島県と宮城県の県境。

2009年5月と、同年9月に行った埼玉→仙台駅サイクリング。この標識を見たときの嬉しさと安堵感、そして感動はずっと色あせない。

上は今回撮影、下は挑戦時に撮影したもの。
挑戦時は荷物を切り詰めるためコンデジとミニ三脚での撮影だったが、周りに灯りが無く、フラッシュをたくと看板が白飛びして読めなくなるので、車のライトが看板を照らすタイミングを狙って撮った。


ちなみに少し南に桑折町のサンクスがあり、二度目の挑戦はそこで最後の補給を取って仙台駅までの70km弱を一気に走りきった。

いまはもう自転車で仙台に行くような無茶はできないが、他のことでも良いから何年経っても色あせない思い出をまた作ってみたい。


次回の記事は「わたらせ渓谷鉄道編」です。

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