« 日出ずる | トップページ | 経験値 »

2012年12月24日 (月)

青春18きっぷ第1弾 - 熱海興亜観音 -

青春18きっぷ最初の旅行地は熱海の「興亜観音」(公式サイト)。

どんな所か分からない人が殆どだと思うので、簡単に説明すると、日米開戦前に中国と争っていたときの責任者「松井石根(まついいわね)」という人が、日中両国で亡くなられた人々を弔うため、日本と中国の土を混ぜて観音様を作って弔った。それを祀っている所が今回訪れる興亜観音。

興亜観音には戦後行われた東京裁判にて処刑されたいわゆる「ABC級戦犯」の遺骨が納められている。おり、





2012_1223a1

4時20分に起床。
あまりの眠さと寒さから二度寝するための言い訳を布団の中で考えるも、二度寝した後の虚しさを思うと、ここはがんばって布団から出るべきだと考え、久喜駅始発の上り列車から南新宿ラインに乗り換え熱海へ。





2012_1223a2

熱海駅のバス停。
現在(2012年12月23日)は工事中で仮設のバス停になっている。

1番乗り場から伊豆山行きのバスに乗車。





2012_1223b1

2012_1223b2

終点「伊豆山」で下車。
バス停からさらに200mほど道なりに進むと興亜観音入口が見える。
熱海駅から来るときはコーナーなので見つけにくい。

ちなみに伊豆山バス停の近くに「身代不動尊」があるが、こちらは興亜観音とはなんの関係もない。興亜観音の入口は身代不動尊の200mほど湯河原方にあるので、行かれる人はご注意を。





2012_1223c1

2012_1223c2

デジタル一眼レフで写真を撮っていると、小僧を務められている伊丹靖明僧侶から『報道の方ですか』と尋ねられたので『一般の参拝者です』と答えると、わざわざ御住職の伊丹妙浄尼を連れてきて、観音像建立のいきさつなどを親切に教えていただいた。

さらに線香のあげ方すらロクに知らない私を本堂にお招き下さり、
茶菓子をふるまっていただいたほか、簡易ながら御住職みずから読経してくださったりと、至れり尽くせりのおもてなしで、温かい心に触れた思いだった。


実は興亜観音に関する写真は、これしか撮っていない。
当初、お堂内の遺品などを撮影するつもりで御住職にもご許可をいただいたのだが、興味本位で来た私に丁寧におもてなしくださり、写真を撮るのが申し訳なくなって撮影しなかった。






2012_1223d1

熱海駅に戻る途中。
興亜観音は前方の山の中腹に建っている。





2012_1223d2

興亜観音では、この日(12月23日)が七士(いわゆるA級戦犯七人)の命日であることから法要が行われるとのことで、私にも声を掛けてくださったが、午後から伊豆箱根鉄道大雄山線の撮影を予定していたので、丁重にお断りさせていただいた。

興亜観音は檀家を持たないため、心を寄せる方々の善意で成り立っているそうだ。檀家費用やお墓の永代使用料などの名目でお金を集められる一般的なお寺と違い、収入源が殆ど無いらしい。

それでいながら先代の御住職からの志を絶やさぬようにとの思いから、日々精進とご苦労を重ねられているのだから、御住職はじめ関係者の方々には心から頭が下がる。


もしこれを読んで興亜観音に興味を持たれたら、ぜひ行ってみてほしい。
仏教とか住職とかいうと何か見返りを求められたり、“善意(お気持ち)”を求められると心配するだろうし、実際私も同様の心配を覚え、しばらく訪れる気にならなかった。

でも興亜観音に限ってそんな心配は無いので安心してほしい。
もし不安なら「興亜観音 ブログ」などで検索し、私以外の方の訪問記を読めば、おおむね私と同じ感想をもたれていることが分かると思う。

|

« 日出ずる | トップページ | 経験値 »

鉄道(青春18きっぷ)」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 青春18きっぷ第1弾 - 熱海興亜観音 -:

« 日出ずる | トップページ | 経験値 »