身に付いた習性
夕方スーパーへ買い出しに行った。たまにはウナギや牛肉でも食べたいなと売り場を回るも、値段に尻込みして結局買わなかった。
昔マクドナルドのハンバーガーが高かった頃、“100円バーガー”と言われる安いハンバーガー店があった。目立たない所にある小さな店で、パティは牛肉ではなく豚肉だったが、それでもお金の無い私にはごちそうだった。
私の子供の頃の思い出は食べ物にまつわることが多い。親がジャンクフードやテレビCMで流れる食べ物は絶対に買ってくれなかったので、それらは少ない小遣いから買うしかなかった。『おいしい食べ物を腹いっぱい食べたい。でも味は多少落ちても安く買いたい』という気持ちは当時形成されたように思う。
たからウナギや牛肉が食べたいと思っても、なにがなんでもそれらを食べたいとは思わない。代わりに安くてそこそこおいしい食べ物があればそれで我慢する。私にはそんな習性が身に付いている。
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